排便のしくみやどうして便秘になるのかを知って、
便秘になりにくい体を作りましょう。

排便のしくみとメカニズム


(1)食べ物が胃の中に入る→胃が膨張→胃から大腸に信号が送られます。
食べ物は胃をぬけて小腸で栄養分が吸収され、大腸で水分が吸収されます。
この食べ物のカスが便となり、便は大腸のS状結腸に溜まります。
排便のしくみ

(2)このS状結腸から便は、「ぜんどう運動」によって直腸に送られ、腸壁を刺激します。

(3)この刺激が一定以上になると、刺激が脳に伝わって便意を感じ、肛門括約筋がゆるみ、便が排出されます。

便秘になる原因は?

 
  • 便意を我慢する便意を見逃してしまうと腸内の「便が溜まっている」という感覚が鈍くなり便秘になります。
  • 食物繊維や水分の不足が原因食物繊維や水分が不足すると、「便の軟らかさ」が保てずに、「硬い便」になり便秘になります。
  • ストレスが原因ストレスや緊張などの「精神的要因」で大腸の運動リズムが乱されて便秘になります。

便秘になりやすい人は?

  女性  ▼

女性ホルモンの影響により腸のぜんどう運動がより弱くなる時期があったり、男性に比べて筋力が弱いこと、ダイエットなどで食事の量を制限してしまうなど、便秘を誘引する条件を多く備えているためです。

 60歳を過ぎた頃 ▼ 

今まで便秘とは無縁だった人も、加齢と共に体の筋肉や神経が衰えてきて、大腸の活動が弱くなり、便意も起こりにくくなってきます。それに併せて、食事の量が少なくなったり、消化の良い食べ物ばかりを食べるようになると、便の量が減り、便秘になってしまう傾向があります。

 子供  ▼

子供の便秘の原因には、朝のトイレタイムが取れずに我慢をしたとか、偏った食事をしてしまったとか、ちょっとした小さな要因が原因となって便秘を引き起こしてしまいます。
排便時に苦しかったり、痛い思いをしてしまったことで、トイレを我慢しつづける等の悪循環に陥ることもありますので、早めの対処が大切です。

便秘解消アドバイス

 食生活の改善 ▼

  • 朝食をシッカリと食べる空の胃に食べ物が入ると脳が刺激され、便意を起こします。なるべく決まった時間に、バランスの良い食事を心がけましょう。
  • 朝、コップ一杯の水を飲む起きたら、水を1杯。大腸の運動が促されます。
  • ヨーグルトなどの乳酸菌をとる乳酸菌は腸の働きを良くし、腸内環境を整えます。まずは、自分に合うヨーグルトを見つけましょう。  
  •            
    自分に合ったヨーグルトを見つける方法 ▼

    毎日200g位を1~2週間続ける。
    この期間にお腹がグルグルと動くような状態になる。
    バナナ状の便がしっかりと出る。

    効果があったヨーグルトを食べて、腸内環境を維持することが大切です。

  • 食物繊維の多い野菜や果物を食べる食物繊維は便のカサを増やし、大腸の働きを良くします。また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2:1の割合でバランスよく食べるのもよいと言われています。

  食物繊維の多い食べ物 ▼

 海草類:ひじき、わかめ、こんぶ、のり、寒天

 豆類:大豆、枝豆、グリンピース、小豆、納豆、おから

 キノコ類:えのきたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、なめこ

 いも類:さつまいも、やまいも、さといも、こんにゃく

 野菜、果物:ごぼう、蓮根、人参、ホウレン草、干し柿、ミカン

 乾物:かんぴょう、干し椎茸、切り干し大根、キクラゲ

 腸内環境の改善 ▼

  • 腸内環境を整える発酵食品やオリゴ糖を多く含む食品を食べましょう。
    発酵食品
  ぬか漬け・納豆・キムチ・味噌・
  醸造酢・醤油・鰹節・塩麹・チーズ

   オリゴ糖を多く含む食品
  タマネギ・ニンニク・チコリ・アスパラガス・
  キャベツ・ハチミツ・ネギ・ゴボウ  

 日常生活の改善 ▼

  • 適度な運動を行う運動することによって、腸が活発に動きます。
    特に、腹筋運動が効果的です。
  • 便意を大切にする便意は「便が直腸に溜まったから、出しましょう」という合図です。
    そのサインを何度も見逃すと、便が出にくくなってしまいます。
  • トイレタイムを十分にとる朝一番の排便の時間が取れずに我慢すると、次の日に持ち越しになってしまうことが多いようです。
    1日1回、朝食後がベストですが、生活の中で決まった時間にトイレに行って、十分なトイレタイムを取りましょう。
  • ストレスをためないようにするストレスは、腸の運動を妨げてしまいます。
    自分にあった「ストレス発散法」を持って、ストレスを取り除きましょう。
  • 体を冷やさない足腰を冷やさない様にすることも大切です。
  • 業務上、足腰が冷えやすい環境にある方は特に注意してください。


いろいろ対処しても、ダメなときは「便秘薬」を使いましょう。
便秘薬を上手に使うことで、排便をコントロールします。
※ただし、「けいれん性便秘」の場合は、便秘薬の使用を避け、お医者さんに相談してください。
 

  けいれん性便秘とは・・ ▼
      
  • 腸のぜんどう運動が、活発すぎるために起こる便秘です。
    腸が何らかの原因でけいれんをおこし、ところどころくびれて狭くなってしまうため、便が通過しにくくなってしまったものです。
    原因は、ストレスや心理的なものが多く、腹痛を伴い 下痢と便秘 を繰り返すこともあります。

便秘薬の上手な使い方

いろいろな改善を実行しても、排便がスムーズにいかないときは、便秘薬を使って、滞ってしまった腸内をリセットします。

刺激性便秘薬の上手な使い方
 腸の動くチカラを徐々に上げていくためには、薬に頼りすぎない様、薬の服用量・使用間隔を徐々に減らします。
 ●複方毒掃丸の場合は、1日の服用量を1割減らして、様子をみます。お通じがうまくいったら、更に1割減らしていきます。

理想的な便の形:しっかりとしたバナナ便

薬の減量:服用後、下痢や軟便になるとき
 

  便秘薬の種類について ▼
  •  
  • 便秘薬には、腸を刺激して排便を促す「刺激性便秘薬」と便に水分を与えて排便しやすくする「機械的便秘薬」があります。
  • 薬の作用
  •  
  •  刺激性便秘薬:腸を刺激することにより、排便を促す
     機械的便秘薬:水分を便に与える、便のカサを増やすなどして排便しやすい状態にすることで排便を促す
  •    薬の代表的な成分
  •  
  •  刺激性便秘薬:センナ、ダイオウ、アロエ、ビサコジル、ピコスルファートナトリウムなど
     機械的便秘薬:酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、プランタゴ・オバタ、ジオクチルジソジウムスルホサクシネート(DSS)など


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