排便のしくみやどうして便秘になるのかを知って、
便秘になりにくい体を作りましょう。
(1)食べ物が胃の中に入る→胃が膨張→胃から大腸に信号が送られます。
食べ物は胃をぬけて小腸で栄養分が吸収され、大腸で水分が吸収されます。
この食べ物のカスが便となり、便は大腸のS状結腸に溜まります。
(2)このS状結腸から便は、「ぜんどう運動」によって直腸に送られ、腸壁を刺激します。
(3)この刺激が一定以上になると、刺激が脳に伝わって便意を感じ、肛門括約筋がゆるみ、便が排出されます。
女性ホルモンの影響により腸のぜんどう運動がより弱くなる時期があったり、男性に比べて筋力が弱いこと、ダイエットなどで食事の量を制限してしまうなど、便秘を誘引する条件を多く備えているためです。
今まで便秘とは無縁だった人も、加齢と共に体の筋肉や神経が衰えてきて、大腸の活動が弱くなり、便意も起こりにくくなってきます。それに併せて、食事の量が少なくなったり、消化の良い食べ物ばかりを食べるようになると、便の量が減り、便秘になってしまう傾向があります。
子供の便秘の原因には、朝のトイレタイムが取れずに我慢をしたとか、偏った食事をしてしまったとか、ちょっとした小さな要因が原因となって便秘を引き起こしてしまいます。
排便時に苦しかったり、痛い思いをしてしまったことで、トイレを我慢しつづける等の悪循環に陥ることもありますので、早めの対処が大切です。
毎日200g位を1~2週間続ける。
この期間にお腹がグルグルと動くような状態になる。
バナナ状の便がしっかりと出る。
効果があったヨーグルトを食べて、腸内環境を維持することが大切です。
海草類:ひじき、わかめ、こんぶ、のり、寒天
豆類:大豆、枝豆、グリンピース、小豆、納豆、おから
キノコ類:えのきたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、なめこ
いも類:さつまいも、やまいも、さといも、こんにゃく
野菜、果物:ごぼう、蓮根、人参、ホウレン草、干し柿、ミカン
乾物:かんぴょう、干し椎茸、切り干し大根、キクラゲ
いろいろ対処しても、ダメなときは「便秘薬」を使いましょう。
便秘薬を上手に使うことで、排便をコントロールします。
※ただし、「けいれん性便秘」の場合は、便秘薬の使用を避け、お医者さんに相談してください。
いろいろな改善を実行しても、排便がスムーズにいかないときは、便秘薬を使って、滞ってしまった腸内をリセットします。
刺激性便秘薬の上手な使い方
腸の動くチカラを徐々に上げていくためには、薬に頼りすぎない様、薬の服用量・使用間隔を徐々に減らします。
●複方毒掃丸の場合は、1日の服用量を1割減らして、様子をみます。お通じがうまくいったら、更に1割減らしていきます。
理想的な便の形:しっかりとしたバナナ便
薬の減量:服用後、下痢や軟便になるとき
お客様相談係では自然に近いお通じから自然なお通じまでの道をサポートいたします。
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