居宅介護支援事業所のケアマネジャー様からご紹介いただいたお客様です。
〇ご対象者
70代 女性 要介護3
〇ご相談までの経緯
ご対象者は、お1人で暮らされていましたが、心の不調から地域内の病院に入院をされました。数か月たち、ご状態も落ち着いてきたことから退院が決まり、身体的な介護量が多かったこともあって、退院後はご自宅に戻るのではなく、施設を探して入居する方向で調整が進みました。そんな中、担当ケアマネジャーは「ご家族に納得して施設を選んでもらってほしい」と考えられ、弊社にサポートのご依頼をされました。
〇ご相談の流れ
最初のご依頼から退院までは2か月近く時間がありましたが、都内西部にお住まいの姪御さまご夫妻は遠方に所用で出かけられていたこともあり事前面接のお時間がとれず、当初のやりとりはケアマネジャー様経由でした。退院期限3週間前ころに、ご条件に近い茨城県内の施設2か所のご見学を設定し、相談員の運転で姪御様ご夫妻と終日かけて見学をすることになりました。
どちらもご自宅から遠いうえ、ご予算的にもギリギリのライン。その上、直近になって入手できた医療情報は、心身のご状態があまり良くないことを示唆しており、ホーム側に見せたとろ受入れの可能性は五分五分といったところです。当日の見学後、両施設に一応申し込みましたが、入居不可の可能性もありました。
ご退院期限2週間前にはそれぞれの施設の方が病院までご本人様と面談しにこられましたが、やはりご状態は悪く、数日後に両施設から断られてしまいました。もう、ご予算と介護の重さを考えると茨城県南部も可能性がある施設ですぐに入れるお部屋は見つからない状態です。やや遠方の施設もご検討対象としていただき、群馬県の施設まで打診先を広げました。幸いなことに、熊谷駅からバスでアクセスできる介護付きの施設に空室があったので、急遽ご家族にご見学をお願いしました。ご夫婦で運営されている小規模な施設でしたが、見学時にご覧になった姪御様ご夫妻は、アットホームな温かさを気に入られ、早速お申込みを頂きました。 施設側も迅速で手厚い受入れ対応でご家族の期待に応えくださり、ご入居日には群馬から柏市の病院まで施設長が車で迎えに来られ、弊社相談員に見送られる中、退院されたご対象者様と姪御様ご夫妻をのせてホームへ向かったのでした。
相談室大樹では、難しいご状況でも、ご本人様に合った施設を期限に間に合うよう全力でお探しします。ご対象者様・ご家族様の今後のご健勝をお祈りいたしております。今回はアンケートにご協力頂き、ありがとうございました。