居宅介護支援事業所のケアマネジャー様から、個人的にご紹介いただいたお客様です。
〇ご対象者様
70代 女性 要介護4
〇ご相談までの経緯
ご対象者様は、他県の病院にご入院中で、特殊なご事情をかかえられたうえ、糖尿病の管理と、中心静脈栄養をされているご状態でした。
〇ご相談の流れ
かなり受け入れ先が限られる状況でしたが、24時間看護師常駐の施設を中心に、可能性が高い施設5施設を選定し、ご面談で提案しました。中には、入院先の病院からの診療情報を精査するうち、途中から受入れ困難と言ってきた施設もありました。
その後、間が空くうちに、ご対象者の中止静脈栄養が外れ、一方で1日3回のインスリン注射を打たれるようになりました。ここで施設選定をやりなおし、ご状況に合った計4つの施設を見学(相談員同行)することになりました。
1軒は、大手が運営する日勤帯看護師常駐の介護付きの施設、2軒目は、24時間看護師常駐の築浅の介護付きの施設、3件目は大規模かつ高級志向の、24時間看護師常駐のやや古い介護付きの施設です。日を変え、4軒目の24時間看護師常駐の別の施設もご覧になりました。ご家族は、悩まれたうえで、この4つの施設をお選びになりませんでした。ご対象者の特殊事情に理解があり、今のご病状にあっていて、そして気持ちが前向きになれるような施設をお探しでした。
こうしたニーズを受けて、再度ご提案した別の1施設をご見学(相談員同行)に行ったところ、まさにご希望されていたような施設だと感じて頂き、入居をご決断されました。日勤帯看護師常駐の介護付きの施設で、ご家族は、スタッフの対応に信頼を寄せられたようです。
ご家族・病院の努力もあって、最終的にご退院時には、インスリン注射までも不要になり、お薬で血糖値がコントロールできるようになっていました。今回のように、施設探しの最中にご状態や医療対応が継続的に変化していくこともあります。相談室大樹では、そうしたケースにも柔軟に対応いたします。
ご対象者様・ご家族様の今後のご健勝をお祈りいたしております。今回はアンケートにご協力頂きありがとうございました。